フリーランスの営業方法・エージェント利用のメリット


営業したくないフリーランスはエージェントの利用を検討すべき?

昨今、働き方の自由化や個人が活躍する時代という風潮が加速しており、かつての大企業に新卒から定年まで勤め上げるという旧来の価値観が崩れています。
エンジニアとしてのプログラミングスキル、デザイナーとしての技術、ネイティブ並の語学力などなど、何かしらの一芸があれば、フリーランスとして食べていくことが容易な環境が整ってきました。

しかし、フリーランスとして活動していくことを考えたときに、仕事をどのように獲得するかは一つのテーマとなってきます。会社員として元々働いてきて、その取引先から独立した後にも仕事を発注してもらえるような関係性がある場合は苦労しないかもしれませんが、それは会社の看板をもとにした取引であって、独立しても関係性をそのまま維持していくことは難しいという人が大半ではないでしょうか。

そんなとき、自ら営業をして案件を獲得するのか、もしくはエージェントを利用するのか、という2つの選択肢が考えられると思います。この選択肢はどちらかが当たりで、どちらかはハズレ、ということではなく、フリーランスとして何を目指しているのかで選択肢は異なってきます。まずは、フリーランスとして自身で営業活動を行って、案件を次々と獲得していく場合のメリット・デメリットを考えてみます。

フリーランスが自身で営業を行う場合の最大のメリットは、営業のスキルがあれば、獲得できる仕事の規模の大きさの上限がないことです。また、規模の大きい仕事を継続的に得られることで、高い水準で安定した収入が見込めることです。

これまで培ってきたスキルを活かしてフリーランスとして独立したのだから、ある程度のリスクを負ってでも会社員のときよりも高収入を得たい、という人は自身による営業活動は必須と言えます。

営業のスキルさえあれば、安定収入が見込める(資本政策がうまくいかず、黒字倒産ということもありますが)ので、会社が赤字に転落して危機を迎える確率も少ないと言えるでしょう。現代の資本主義の世の中では、良い製品が売れるのではなく、売れる製品が良い、というのは周知の事実です。

つまり、どれだけ良いスキルを身に付けていようと、営業活動なしに良い案件に巡り合うことは難しいと言えます。裸一貫で会社を一から大企業に育てた名経営者は、ほぼ例外なく突出した営業力を持っています。パナソニックの松下幸之助さん、京セラの稲盛和夫さんなどは言わずと知れた存在ですが、人心掌握などの営業に関する様々な名言を残しています。Hondaの創業者である本田宗一郎さんは技術畑の人に思えますが、その右腕には藤沢武夫さんという凄腕の営業・金庫番の存在がありました。

近年、IT分野での成長が目覚ましい新興企業ではソフトバンクの孫正義さん、サイバーエージェントの藤田晋さん、GMOの熊谷正寿さんなど有名な経営者の方々がたくさんいますが、この方々も例外なく営業出身の経営者です。このように、一つの事業を育て上げ、社会に影響を与える経営者というのは間違いなく営業力を武器に会社を拡大させています。

フリーランスは会社の組織としての活動ではありませんが、フリーランスとして上限なく稼ぎたい場合は、営業は必須でしょう。逆にフリーランスが自身で営業を行う場合のデメリットは、受注ができないと、ずっと仕事がないということです。仕事がない日々が続くと、資金的にも精神的にも困窮してきますので、死活問題と言えます。

それでは、フリーランスが自身で営業をするのではなく、エージェントを利用する場合はどうでしょうか。フリーランスになる理由として、会社という組織に縛られずに自由なワークスタイルを実現したかった、という人も多いのではないでしょうか。

ある程度必要な分のお金は自身のスキルを使って稼ぎ、自分の時間や家族との時間、または趣味などを大事にするライフスタイルを実現するためにフリーランスになる人です。この場合は営業をして稼ぎを増やすという概念よりも、エージェントを利用して仕事を請け負い、自身のスキルを発揮するという選択が適しているのではないかと思います。

そのような価値観でフリーランスとして活動しいる人は、エージェントを活用して、営業活動をせずに仕事を受注する方法が適しています。特に技術系のスキルを持つ人は営業が苦手、営業自体したことがないという人が多いので、営業をしたくないフリーランスの人はエージェントの活用を前向きに検討してもいいと言えます。

フリーランスの営業方法とコツ

会社勤めでエンジニアをしていた場合は、その会社の営業マンが案件を受注して、はじめてエンジニアに依頼がかかります。これまで見えていなかった営業現場の泥臭い営業活動や、ギリギリの交渉の現場などは、エンジニアとしてフリーランスになった場合は、その一連の過程を全て一人でこなさないといけなくなります。

今までは会社のイスに座っていたら勝手に降ってきた営業の受注案件も、フリーランスになってからは自らが獲得してこないといけないのです。エンジニアの方は営業の最前線で営業活動をした経験のない人が多いので、ここではフリーランスが営業をする場合の方法やコツをご紹介します。

まずは自分は何が得意なのか、どんなスキルがあって、それをもって顧客にどのように役に立てるのか、ということを棚卸しする必要があります。自分が自身のことを分かっていない状態で顧客にアピールすることはできませんので、まずはこの棚卸しを行うことがオススメです。これまで半年単位、年単位でどのような仕事に従事してきて、どのようなスキルを身に付けてきたのか、自身の得意分野を明確にすることから始めましょう。

自身の棚卸しをした後は、自身の得意分野を活かせる仕事を発注してもらえそうな顧客に次々とアピールを開始します。顧客に営業をかけるときは、仕事欲しさに何でもやりますので何かあればお声掛けください。というPRが一番避けないといけない最悪な営業の方法です。自身の棚卸しをした意味がありませんし、仕事を発注する立場から考えると、どの仕事にも特色があり、それが得意なエキスパートにお金を払いたいものだからです。

お金を払ってまでどこかの業者に発注するということは、それが自社では対応できないから外注をするということです。つまり、その発注する業者の中の従業員ではできない仕事を請け負い、それができるプロなんだということを理解してもらう必要があります。

そのため、何でも屋の立場で自身を紹介するのではなく、私はこの分野のエキスパートで、このような実績があり、それによって直近もこのようなプロジェクトに参画していました、という自分の得意分野や立場を明確にした紹介をしないといけないのです。そのうえで、今回発注を検討している仕事は私がこれまで対応してきた仕事とマッチしているので、是非やらせて欲しいというストーリーを語るのが定石です。

営業の方法としては受注案件からの紹介、営業メール、DM、電話営業、飛び込み、前職のリレーションを活用、異業種交流会のような懇親会に参加、SNSなどを活用したマーケティングなど様々な手法があります。この中でご自身が得意なもの、もしくは実績に繋がりやすいものを選択して営業活動をするこになります。

フリーランスとして質の良い仕事を継続的に受注して実績を積んでいくためには、やはり前職のリレーションを活用して仕事をまずは得ることです。そうして獲得した仕事を起点に、別の仕事をもらったり、他の会社の仕事を紹介してもらったりして次に繋げていくことが重要です。そのため、まずは得られた仕事に全力投球して、自分の持てる力を発揮して、成果を出すことに注力することが大事です。

そして、今回は受注できたが、次回は別の業者やフリーランスに発注が決まっていても、最後まで丁寧に仕事をやり遂げることが非常に重要です。特にIT関連の仕事というのは、数年周期でシステムの見直しが掛かり、その度に発注業者の検討をします。

その見直しのタイミングでどの業者に発注するかを重視するのが、業者の切り替えが決まっていても最後まで真摯に対応してくれていたかどうかです。次は別の業者に発注が決まっているからと言って、その業者に適当な引き継ぎや対応を行っていると、次回の切り替えの際に検討業者の俎上にすら上げてもらえません。

そのため、受注した仕事には真摯に対応することを心掛けて、どのような状況だとしても、いつかまた自分に目を向けてくれる日が来るんだ、という思いで対応することが必要です。

フリーランスの営業メールの書き方

いつも仕事をお願いしている取引先、困ったときに仕事をお願いしている会社など、大抵の会社は仕事の固定的な振り先が存在します。そのようは業者を押しのけて、もしくは業務の一部をフリーランスに依頼する場合、頭を過るのは大丈夫だろうか、という心配です。

フリーランスと言っても、しっかり仕事をしてくれる人であれば安心できるが、それをどう判断するか、という一つの判断基準にメールのお作法がしっかりできているかがあります。

たかがメール、されどメールで、1通1通のメールのやり取りをないがしろにしていると、知らぬうちに不信感を抱かれますので、メールの書き方などのお作法は非常に大事です。特に営業メールを送るときは営業先の信頼を勝ち取るファーストステップになりますので、細かい確認を怠らずに、慎重に送る必要があります。

ここではフリーランスが営業メールを送る際の書き方をご紹介します。フリーランスが営業メールを送る際、以下の点に注意して書く必要があります。

何の要件でメールをしているのかを明確にするために、はっきりと伝わる件名を設定する

目を引くため、必ず見てもらうため、印象づけるためなどの理由で奇を衒うような件名を設定するのは逆効果です。スパムメールであったり、関係の無いメールだと判断されてしまうため、件名は要件がシンプルに記載されていることが望ましいです。

何の要件でメールを送ってきているのか、これが明確な件名を設定することが理想です。また、必要のない記号を記載したり、件名が長過ぎるもの、逆に短すぎるものはスパムだと判断されやすいので、要件を的確に簡潔に記載する必要があります。

なぜこの営業メールを送っているのか、趣旨や相手にとってのメリットが明確な本文を記載する

通常の会社は常に何かしらの営業を受けているものです。それは会社の規模や業種業態を問わず、必ず何かしらの営業マンから様々な商材の売り込みを日々受けています。

その中で、フリーランスから営業メールを受け取った担当者の目を引くには、余程工夫をこらした内容のメールを送らない限り、迷惑メールフォルダにすぐに入れられておしまいになります。

そのため、営業メールを送っている趣旨、そして相手に与えられるメリットを明確に記載する必要があります。また、メールの本文の最後には必ず、『後ほど、メールが届いているかの確認の意味も込めて、お電話を入れさせて頂きます』など、何かしら後に繋がる一文を入れておくこともコツです。

急に電話を入れるよりも、先に営業メールを送っておき、その後に電話を入れることで担当者に取り次いでもらったり、話を聞いてくれることがあるからです。メールを送っただけではほぼ100%に近い確率で反応はありません。

営業メールを送るだけでプロジェクトを受注できるほど甘い世の中ではありません。営業は複合的に、多面的にかけることが重要なので、営業メールを送って満足するのではなく、その後のアクションに繋げる文言をメールの本文には入れておくと良いです。

読みやすさに注意する

件名をどんなに簡潔にしても、本文で相手のメリットを並べても、送られてきた相手にとって読みやすくなければ意味がありません。句読点や誤字脱字、1文の長さや段落分け、全体のストーリー構成など。

内容自体は素晴らしいのに、これらが上手くできていないことで残念な営業メールになっていることがフリーランスの営業メールには散見されます。この最後のチェックポイントをしっかり怠らずに推敲をすることで、相手に与える印象が全く違ってきますので、読みやすさという観点は忘れずに営業メールを作る必要があります。

フリーランスの営業メールの例文

こちらでは、フリーランスの営業メールの例文をご紹介します。様々な表現を紹介しますので、是非ご参考ください。
まずは、件名をいくつかご紹介します。

  • ビッグサイトのイベントにおける貴社ブースのデザインについて
  • (お問い合わせ)貴社の会社ロゴに関するコンペについて
  • (貴社の人事システム刷新に関するご提案について
  • 新開発された貴社の翻訳サービスに関して
  • 新商品のカタログのデザイン案
  • 【重要】◯◯◯のコンペにおける提案資料のご送付

また、以下に参考となるメールの本文を記載しますので、参考にしてみてください。

新規で提案営業をするためのテンプレート

○○株式会社
営業部 ○○様

拝啓、時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
突然のご連絡で恐縮ですが、私は○○○○業のフリーランスを行っており、○○○○で貴社のことを知りメールをお送りさせて頂いております。

私は◯◯◯◯の分野に関する専門家で、これまで◯◯◯◯のようなプロジェクトに参画してきました。
今後、貴社が◯◯◯◯という事業を推進していくうえで、必ず貴社のお役に立つことができると確信しております。
つきましては、添付にて私のこれまでの実績や、専門としている分野の詳細、またご提案内容を記載した資料をお送りさせて頂きます。

誠に勝手ではございますが、後日、お電話を入れさせて頂きますので、その際にご意見をお聞かせ願えないでしょうか。

急なご連絡、ならびに勝手なご提案で申し訳ありませんが、是非ご確認頂けますと幸甚です。

宜しくお願い申し上げます。

株式会社◯◯◯◯
山田 太郎

コンペに参加する場合のメールテンプレート

株式会社◯◯
営業企画部 ○○様

いつもお世話になっております。
◯◯の◯◯と申します。

先日は貴社の新製品ロゴを決めるための概要説明会にご参加させて頂き誠にありがとうございました。
私はこれまで◯◯の分野に特化したロゴのデザインを多々行ってきました。私がこれまで携わらせて頂いた実績を掲載した
資料をお送りさせて頂きますので、是非ご確認頂きたく存じます。

今回、貴社がコンペに出されている商品に関しましては、私がこれまで手掛けてきたデザインの実績と非常に親和性が高いと感じております。
貴社にとって魅力ある、斬新なロゴのデザインをご案内させて頂きたいと思っておりますので、是非ご検討のほど宜しくお願い致します。

後日、資料が届いているかの確認も込めてお電話を入れさせて頂きます。その際に率直なご意見をお伺いできればと思っております。
何か疑問点等ありましたら、ご連絡頂けますと幸甚です。

引き続き、宜しくお願い致します。

◯◯の◯◯

フリーランスがエージェントを利用するメリット

フリーランスがエージェントを利用することは様々なメリットがあります。ここでは、エージェントを利用すると、どのようなメリットがあるのかをご紹介します。

エージェントを利用するということは、営業活動をしないで仕事を得るということです。営業をする必要がないため、営業のための労力や経費を他に向けることができるというメリットを享受できます。これは営業が苦手だったり、そもそも営業をしたことがないというフリーランスには非常に魅力的です。

エージェントを利用せずに自身の営業力を頼りに仕事を獲得することは理想でもありますが、必ずしも全てのフリーランスの人ができるとは限りません。エージェントには様々な仕事の依頼が登録されていますので、営業活動に時間や労力、お金をかけるくらいなら、エージェントを通して仕事を得るというスタンスでも十分活躍していくことができます。

また、営業の末に発注金額を叩かれるケースがなく、苦労して営業をした結果、その案件を受注したとしても利益がほとんど無い、という状況を避けることができます。予め取り掛かる仕事の利益がどれくらいになるのかを算段できることは、仕事を受注する側からすると仕事を取るべきかどうかの判断ができるため、非常にありがたい話となります。

受注できる仕事の規模に関しても、フリーランスとしての営業では巡り会えないような、大企業の仕事を受注することができる可能性があります。フリーランスが一人で営業をしていても、名だたる大企業の案件を受注することは難しいですが、エージェントには大企業が発注している仕事があるので、フリーランスとしての実績作りや受注金額の大きい案件などを狙っている場合には有効的です。

エージェントを使わずに営業をフリーランス自身で行っている場合、従事していた案件が終わると、次の案件の始動までに期間が空いてしまうケースが多々あります。案件と案件の間に期間があるということは、その期間は無収入になってしまうため、安定的に稼ぐことが難しくなってしまいます。

しかし、エージェントを利用すれば、取り組んでいた案件の仕事が終わった後、すぐに別の案件の仕事を開始させることができるため、空白の期間が生まれず安定的な収入を見込むことができます。

フリーランスというのは個人事業主なので、当然会社に勤めている場合に恩恵として受けられる福利厚生はありません。しかし、エージェントに掲載されている仕事の中には、福利厚生のある仕事もあるため、そのようなものを利用したいフリーランスの人がいれば、そのような案件に着手してみるのも一つの手だと思います。

独立という働き方ってどうなの?

  • 独立すると年収が上がる?
  • 安定して仕事はある?
  • 独立は保険等の自己負担が大きそう
会社員から、フリーランスや独立への転身を考えてみると、いくつも不安が浮いてくると思います。エンジニアの独立を支援する「Midworks」は、それらの不安を解消して、フリーランスのような高単価、正社員のような収入の安定を実現しています。

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