テストエンジニアの仕事内容・平均年収・必要なスキル/資格・参考書


テストエンジニアの仕事内容

テストエンジニアとは、大規模なシステム開発をする際に活躍する機会が多いエンジニアです。複雑系のシステム開発では、構築したプログラムが正常に動作するかどうかのチェックが欠かせません。

上手く動作しない場合はなぜ動作しないのか、という分析が必要となります。また上手く動作するためにはどのようなプログラムを組む必要があるのか、再度設計し直さなければいけません。そういったテストや分析業務をメインに担当するのがテストエンジニアです。

ではテストエンジニアは具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。まず一言でテストエンジニアといってとしても、どのような現場で就業するのかで、その仕事内容は大きく異なります。仮に自動車メーカーの品質保証部門に配属されたとしましょう。そうなるとテストエンジニアとしての業務は自社内のシステムのテストや分析業務に従事することが多くなります。

ところがこれがテスト専門の会社に就業した場合は、全く状況が異なります。テスト専門の会社はテストすることそのものをサービスとして提供しています。そのためさまざまな業界のシステムをテストすることになります。このようにテストエンジニアの業務はどのような環境で働くのかによって詳細が変わります。

特にITフリーランスとしてある一定期間ごとで色んな現場で働く場合は、現場によって、任される範囲が異なるので注意が必要です。ここからここまでがテストエンジニアの業務範囲だと決めつけてしまうと、想定していなかった業務を依頼された時にストレスとなってしまうからです。

現場によってはテストエンジニアとしての業務だけでなく、開発業務やテスト仕様書の作成まで任されるかもしれません。またはSEとして受けた案件でテストエンジニアとしての業務が含まれているケースもあります。ITフリーランスとして色んな案件を受ける場合は、現場に合わせた対応を心がけましょう。

テストエンジニアの平均年収

テストエンジニアの平均年収は4,000,000円~5,000,000円程度です。2016年の職種別の平均年収ランキングで、プロセスエンジニアの平均年収は5,200,000円です。

前述したように一言でテストエンジニアといっても、どのような業務内容になるのかは、所属する現場によって異なりますが、高度な技術を求められるテストエンジニアほど給料は高くなるといえるでしょう。

しかし、これはあくまでも日本国内の話です。アメリカのITの中心であるシリコンバレーで就業することができた場合、年収はこの平均を上回る可能性が高くなります。日本のテストエンジニアはSE業務と兼務している場合が少なくありません。そのためスペシャリストとして高い給与が保証されているとは限らないのが現実です。

ソフトウェアテストの専門会社の案件を受けることができれば、高い年収が提示される可能性もありますが。それでもシリコンバレーと比較すると過度な期待はできません。ところが海外だと状況は異なります。

海外ではテストテストエンジニアとしてスペシャリストを目指すなら、海外に活躍の場面をシフトさせれば高い年収を狙うこともできます。英語力を身につけて、ブリッジSEのような働き方もできる場合は年収が飛躍する可能性は高いといえるでしょう。

テストエンジニアが取得しておくと役立つ資格

テストエンジニアは資格を取得すれば強みとなる

テストエンジニアとして案件を受注できるようになるためには、実務経験以上の武器はありません。

しかし、資格を取得することで実務経験がなかったとしても、テストエンジニアとして対応できるだけでの知識と技術を有していることを証明することができます。特に新規のクライアントから案件を受ける際に、資格は説明不要で信用を得ることにつながります。

資格だけでは意味がないという意見もあるかもしれませんが、テストエンジニアとしての資格は技術を向上させていることの証明にもなるので決して無駄ではありません。ではテストエンジニアが取得しておくと役立つ資格にはどのようなものがあるのでしょうか。それは以下の通りです。

IT検証技術者認定試験

IT検証技術者認定試験は実務試験をクリアすることで取得できる資格です。筆記試験ではシステム認証やソフトウェアに関する問題が出題されます。資格を発行している団体はIT検証産業協会です。

IT検証産業協会は検証(テスト・評価)技術力の向上を目的として運営されている団体でもあります。そのためIT検証技術者認定試験をクリアすればテストエンジニアとしてのスキルを証明することに役立ちます。

では、IT検証技術者認定試験はそもそもどういった経緯で創設された試験なのでしょうか。テストエンジニアの役割はシステム開発の品質を保つことです。テストを実施することで製品が販売されてから開発ミスが発見されることを防ぎます。

仮に一度でも販売した後の製品に不良が見つかってしまえば企業の信頼を損なうことにもなりかねません。テストエンジニアの仕事は企業のブランディングを保つことにも役立っているのです。

そんな企業にとって重要な職種であるテストエンジニアですが、スペシャリストと呼ばれる人材はまだまだ不足しているのが現状です。そもそもテストエンジニアの業務範囲は現場によっても異なるので、どのレベルまでできればプロフェッショナルなのかという基準も曖昧でした。

そこでテストエンジニアの標準的な技術の尺度となることを目的に、IT検証技術者認定試験は創設されました。IT検証技術者認定試験がテストエンジニアの技術を測る尺度となったことで、エンジニアは資格を取得するだけでスキルの高さをPRすることができるようになりました。フリーランスとしてテストエンジニアの案件を受注したい場合、IT検証技術者認定試験は取得しておくべき資格の一つです。

JSTQB認定テスト技術者資格

JSTQB認定テスト技術者資格は財団法人日本科学技術連盟の発行する資格です。テストエンジニア向けの認定テストなので、試験に合格しているだけで、ある一定以上の知識とスキルを持っていることの証明になります。またグローバルな領域でテストエンジニアとして活躍したい場合にも、取得する価値がある資格です。

その理由はJSTQBという資格団体が、国際的な技術者を認定する組織に加盟している団体だからです。テストエンジニアとしてだけではなく、ブリッジSEなどグローバルな役割をこなす場合も取得を検討すべき資格だといえるでしょう。

このような資格は取引先のクライアント企業によって、どれだけ評価されるかが異なります。高く評価されるところもあれば、あまり関係がないクライアントもあるかもしれません。しかしこういった資格はテストエンジニアとしてのキャリアを歩んでいくのであればできるだけ早めに取得することをおすすめします。

なぜなら資格をきっかけとして大規模で複雑な案件を受けることが出来れば、その実績を武器にどんどんレベルの高い仕事を受けることができるようになるからです。ITフリーランスのキャリア形成においては対応してきた案件の実績の内容が重要です。テストエンジニアとして諏ピエシャリストを目指すなら、資格取得は早い段階で検討してみてはいかがでしょうか。

テストエンジニアの将来性

テストエンジニアの需要がゼロになることはない

AIの進化により、単純なテストは自動化される可能性がありますが、テストエンジニアの将来性は決して暗いものではありません。なぜなら開発されたソフトウェアやシステムのエラーやユーザビリティの悪さは、実際の人でなければ発見できないものが多いからです。

仮にテストを自動化されるソフトウェアがどんどん開発されたとしても、そのソフトウェアのテストを実施するのは人間です。

最終的にテストにおいて人間が全くいらなくなる、ということはありません。どこかの場面で人の対応は必要です。そのためテストエンジニアの需要は今後も無くなることはないといえるでしょう。

また、システムやソフトウェアが開発された場合、そのほとんどに対して第三者検証が実施されます。第三者検証とは、開発者以外の人物が完成したシステムやソフトウェアを分析してテストすることです。開発者がテストをしても発見できなかったシステム上のエラーやバグを見つけることを目的としています。

心理カウンセリングは自分のことは自分では分からない、という前提の元でカウンセラーに自分の心を打ち明けますが、システム開発もそれと似たようはところがあります。

開発者がテストをしてもどうしても、盲点ができてしまうからです。開発者のミスは開発者では気づくことができません。その盲点となっているミスやエラーを発見するために第三者検討は実施されます。

つまり何か新しいシステムやソフトウェアを開発した場合、それに関わるエンジニアは開発者だけではなく、テストを担当する人材も必要ということです。第三検証を実施するためにテストエンジニアは欠かせない存在です。

現場によってはテスト業務を新卒や若手のエンジニアに任せていることも少なくはありません。しかしテスト業務は簡単なものばかりではありません。複雑なシステムや大規模なシステムになると、スペシャリストとしてスキルを持ったテストエンジニアが求められる傾向があります。

テストエンジニアとしてのキャリアの考え方

テストエンジニアの将来性について言及するなら、テストエンジニアからどのようにキャリアアップしていくか、というところまで考えることが欠かせません。

前述したようにテストエンジニアは新人時代の業務として任されるケースもあります。その理由は、テストも簡単なものであれば専門的なプログラムの知識がなくても対応することができるからです。

システムエラーやバグを発見するだけなら、その分析作業やテストの仕様書を作成する必要はありません。そのためテストエンジニア業務は新人時代に任されることもあります。

では、エンジニアとしてのキャリアをテストエンジニアからスタートさせた場合、将来はどのようなキャリアを歩むことができるのでしょうか。その道は大きく分けて三つあります。

一つ目はテストエンジニアとしてスペシャリストを目指すことです。テストエンジニアのスペシャリストを目指すためには、経験を積むだけでなく資格取得も欠かせません。より複雑なテストの対応をするためには転職も必要になるかもしれません。

二つ目の道は、テストエンジニアの経験を武器にプログラマーとなることです。テストエンジニアとしての経験があれば、品質管理の知識とスキルはしっかりと身についています。プログラムの勉強をすれば、プログラマーとしてのキャリアを歩むこともできます。

三つ目の道は、セキュリティ分野のPM(プロジェクトマネージャー)を目指すことです。テストエンジニアとして分析や調査業務、そしてテストの仕様書を作成することができるようになっていれば、その経験を武器にセキュリティ分野で活躍することもできます。

一つの会社に長く務めてマネジメントやスケジュール管理のスキルも身につけていればPMとして転職することも不可能な話ではありません。セキュリティ分野はサイバー攻撃などがニュースを賑わせることからも分かるように、最も注目されているジャンルの一つでもあります。

このようにテストエンジニアとしてキャリアをスタートした場合、努力次第で将来の選択肢は広がります。ある程度テストエンジニアとしての実務経験を積んだら、どのような方向性でキャリアを構築していきたいとのか、一度立ち止まって考えるべきだといえるでしょう。

テストエンジニアに必要なスキル

新人のテストエンジニアにも最低限のスキルは必要

テストエンジニアは新人が任されることもある職種ですが、スキルが不要なわけではありません。ではテストエンジニアに必要なスキルにはどのようなものがあるのか、以下に紹介していきます。

分かりやすく解説するコミュニケーションスキル

テストエンジニアとして就業した場合、コミュニケーションスキルは欠かせません。なぜならテストによって発見したエラーやミスを他の社員に共有することが必要だからです。仕様書を自分で作成することができれば、テストの結果はドキュメントで共有されるかもしれません。

しかし口頭での説明を求められた時に分かりやすく解説するスキルがなければ、バグやエラーンの問題点を正確に細かい部分まで共有することができません。テストエンジニアとして働く場合は初心者であってもベテランであったとしても、コミュニケ―ションスキルは欠かせないスキルの一つです。

ExcelとWordの操作スキル

テストエンジニアとして働くためにはExcelの基本操作はできなければいけません。ソフトウェアやシステムをテストした場合、テストの結果を数値化してデータとして提出することを求められるケースが多いからです。IFや関数、ピボットテーブルは使いこなせることが必要です。

また、テストエンジニアは報告書やレポートの作成まで業務内容に含まれます。通常業務をこなすためにもExcelとWordの基本操作スキルは欠かせないといえるでしょう。

業務の全体像を理解するスキル

テストエンジニアの業務内容は業務を全体の視点で捉えた場合、一部に過ぎません。しかし業務の全体像を理解しているかどうかで、テストの取り組み方と結果が変わります。なぜなら全体像を把握することで、「なぜこのテストが必要なのか」客観的に分かるからです。

テストエンジニアとして働く場合は、この業務の全体像を理解するスキルが欠かせません。それは新人であっても同じことです。業務の全体像を理解していなければ、イレギュラーなミスやエラーを見つけた時に適切な判断や対応をすることが難しくなります。

その一方で全体を理解していれば、マニュアルにない判断が必要になる時でも、自分で考えて対応することができます。

集中力

集中力はITの知識と同じくらい大切なスキルの一つです。テストエンジニアの業務はそもそも集中力がなければ、ミスを発見することができません。集中力を欠いた状態でテスト業務に取り組んでしまうと、エラーを見落してしまう可能性があります。

そのためテストエンジニアは自分自身の体調と精神状態の管理をすることが欠かせません。業務に入る前に身体のコンディションを整え、集中力を保った状態でテストに入ることが大切です。

バグを見つけるための柔軟な発想

テストエンジニアとしてテスト業務に従事する場合は、柔軟な発想力も重要です。なぜなら単調なテストではエラーやバグを発見することができないからです。ユーザーがどのような操作をする可能性があるのか、それを常識に捉われない発想で考えることが大切です。

テストエンジニアとして担当したシステムやソフトがリリースされてからバグが発見された場合、責任を問われる可能性もゼロではありません。テストエンジニアとしてテストする際は、プロ意識を持ちながら柔軟な発想で取り組むことが欠かせません。

テストエンジニアとしてのスキルをアップさせる勉強法

スキルアップの勉強は自主的に取り組もう

テストエンジニアとしてスキルアップするためには自主的に勉強することが大切です。では具体的にどのような勉強法を取り入れたら、テストエンジニアとしてスキルアップすることができるのでしょうか。スキルアップに効率的な勉強方法の一例を以下に紹介します。

エンジニアの勉強会に参加する

テストエンジニアとしてスキルアップするためには、エンジニアの勉強会に参加するのは効果的な勉強法の一つです。なぜならエンジニアの勉強会に参加すれば、自分が普段意識している以外の領域についても学ぶことができるからです。

テストエンジニアとして就業するなら、スマホアプリの開発に関するプログラミングは直接的には必要ないと感じるかもしれません。しかし、業務の全体像を把握するためにプログラミングを勉強すると考えれば、それは決して無駄なことではありません。またエンジニアの勉強会にはさまざまな立場の人が参加します。

エンジニアとして駆け出しの人もいれば、ベテランの人も参加します。学生が参加していることもあるでしょう。勉強会に継続して参加すれば、このようなさまざまな立場の人と横の繋がりをつくることができます。

そういった人脈がすぐに仕事につながることはないかもしれませんが、人間関係を大切にしていけば5年後~10年後には会社の中の重要な立場となり、案件を紹介してくれるかもしれません。

もしくは、目標としたいと思えるような人物と知り合えるかもしれません。テストエンジニアの勉強はどうしても孤独になりがちです。ネットや書籍から情報をインプットしてパソコンと向き合うことでスキルアップできるものなので、それは仕方がないことです。孤独になりがちなエンジニアの勉強だからこそ、エンジニアの勉強会は参加する価値があるといえるでしょう。

エンジニア向けのセミナーに参加する

セミナーは勉強会のような交流ができるケースは少なくなりますが、関心のある技術に関するものであれば積極的に参加することをおすすめします。セミナーとなると、個人ではなく企業が主催のものも少なくありません。

規模が大きなセミナーとなると、さまざまな分野のプロフェッショナルなエンジニアが順番に登壇する、というケースも少なくありません。

有名企業が主催するものであれば、無料で開催されている場合もあるので、テストエンジニアとしてより幅広い知識を身に着けたい場合は、セミナーの情報も積極的にリサーチすることをおすすめします。もちろん、対象が広いエンジニア向けセミナーとなるとピンポイントでテストエンジニアの現場で使える技術の情報が得られるとは限りません。

しかし、T業界全体のトレンドを掴むことや開発がどのような言語や環境で行われているのかを多角的に理解することは決して無駄ではありません。無理をして高額なセミナーに参加する必要はありません。

無料や安価なセミナーでも充分有益な情報をインプットできます。スキルアップを目指すなら、エンジニア向けセミナーへの参加も積極的に検討しましょう。

NewsPicks等のニュースメディアを定期的にチェックする

NewsPicksは経済情報のニュースメディアです。経済情報のニュースメディアですが、IT関連の情報も頻繁に配信されます。トレンドを掴む為にはチェックすべき媒体だといえるでしょう。

AIやビットコイン、ロボット、IOTに関する情報は今後実務と直接的に関係する可能性が高いキーワードです。NewsPicksに限らずIT関連のニュースメディアは積極的にチェックしておきましょう。

オンラインスクールで勉強する

テストエンジニアとしてスキルアップのために勉強するなら、オンラインスクールもおすすめです。オンラインスクールは以前だと高額なものが多かったかもしれませんが、近年はschooをはじめとした低価格で受講できるオンラインスクールが充実しています。

schooはオンラインスクールの定番ですが、プログラミングに関する講座が充実しています。初心者向けだけでなく、中級者向けの講座も閲覧することができるので、スキルに合わせた授業を選ぶことができます。

また、schooであれば生放送に参加することでリアルタイムに講師に質問することもできます。オンラインの授業でもチャットで質疑ができるので、リアルタイムに近い感覚で講義を受けることができます。

プログラミングはネットや書籍のテキスト情報だけではどうしても行き詰まってしまいがちですが、リアルタイムで放送される授業に参加すれば、そういった行き詰るポイントもクリアできる可能性が高くなります。近隣の地域で勉強会やセミナーがあまり開催されていない場合は特に、オンラインスクールはおすすめの勉強方法です。

エンジニア同士の交流会に参加する

直接的な学習の成果は実感しにくいかもしれませんが、エンジジニア同士の交流会も参加すれば何かしらの学びや気づきがあるものです。勉強会の後にセットで開催されている場合が多いので、時間に余裕がある場合は参加を検討することをおすすめします。

なぜならエンジニア同士の交流会では、雑談もありますが、話題はプログラムや技術に関することで盛り上がることが多いからです。そういった会話に参加することでエンジニアとしての知識を増やすことができます。また、交流会で気の合う仲間を見つけることができたら、個人的に勉強して分からないところがあった場合、質問することができます。

エンジニア同士の交流会で出会った仲間であれば、向上心は高いはずなので建設的な人間関係になりやすい、というのも重要なポイントです。勉強のモチベーションが下がってきたとしても、意欲的な集団の中に入れば自然と学習意欲も沸いてくるものです。モチベーションを保つためにもエンジニア同士の交流会は参加すべきだといえます。

テストエンジニアとしてスキルアップするためにオススメの本

テストエンジニアとしてスキルアップするためには書籍から学ぶことも大切です。ネットでも必要な情報をインプットすることはできます。しかし、ネットの情報はどうしてんも信憑性が低いだけでなく、情報を見直す、ということをあまりしません。

書籍であれば繰り返し読むことができるので、記憶にも定着しやすいというメリットがあります。ではテストエンジニアとしてスキルアップするための書籍としては、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。一つずつ見ていきましょう。

・いちばんやさしいソフトウェアテストの本

本書はタイトルの通り、分かりやすい言葉で解説されたソフトウェアテストの本です。ソフトウェアテストを基本から学びたい場合や、ソフトウェアテストについて分かりやすく説明する方法を知りたい場合に役立ちます。

ソフトウェアテストの概要や開発からテストまでどのように業務が進行するのかを理解することができます。ただし中級以上のテストエンジニアが学ぶ書籍としてはあまりおすすめできません。本書を手に取る際はソフトウェアテストの入門書として学びましょう。

・この1冊でよくわかるソフトウェアテストの教科書―品質を決定づけるテスト工程の基本と実践

本書は分かりやすいだけでなく、実用的です。内容は基本的なテスト設計の考え方だけでなく、テストドキュメントの書き方やケーススタディも含まれています。

その中でも注目のポイントは、テスト技法導入チャートです。チャートで分かりやすくテスト技法導入のプロセスが記載されているので、実際にテスト作業をする際の参考となります。図や表も多く記載されているので、テキストだけだの書籍が苦手な場合はチェックしておきたい一冊です。

・ソフトウェアテスト入門 押さえておきたい〈要点・重点〉

本書は少し以前の書籍ではありますが、テストエンジニアの重要性を理解するために参考となります。マインドマップのテストへの活用方法や仕様書のレビュー方法については、今でも充分に役立つ内容です。ソフトウェアテストとはそもそもどのようなものなのか、基本から学びたい場合にもおすすめ書籍です。

・テストから見えてくる グーグルのソフトウェア開発

ネットを介して何かをしようと考えた時、グーグルの存在を無視することはできません。本書を読めばそんなグーグルのソフトウェアがどのようなテストを経てリリースされているのか分かります。著者の二人はグーグルのエンジニアなだけに、グーグルという組織についても随所で記述されています。

また、グーグルにはテストに関係する職種としてテストエンジニアだけでなく、テストエンジニアリングマネージャー、テスト担当ディレクターなどがありますが、それぞれの業務とビジョンを知ることができます。これらの書籍はテストエンジニアとして学ぶべき本の一例ですが、一番いい勉強本の選び方は自分に合った解説をしてくれている本です。

 

同じことを説明する場合でも、著者によって説明の仕方は異なります。そしてどの説明を分かりやすいと感じるのかは、千差万別です。

ある人にとって非常に分かりやすいと感じるものがあったとしても、あなたにとっては分かりにくいかもしれません。その逆にあなたにとって分かりやすいものが、誰かにとっては分かりにくいかもしれません。テストエンジニアとしての勉強を書籍で始める場合は、自分が勉強しやすいと思う本を選んでから学ぶことをおすすめします。

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