資格はプログラマーにとって有利に働くのか|職種別のIT資格一覧


職種別のプログラマーの資格一覧とそれぞれの特徴

プログラマーは専門的な知識が求められる職業ではありますが、資格などがなくても基本的な知識を有していれば作業を行うことは可能なので、プログラマーとして働く上で必須条件となる資格は特にありません。

しかし、実際就職の際の選考で履歴書を用意する時に、記入できる資格が少ないと心許なく感じてしまうかもしれません。選考で適性診断などにより基本的な知識をもっているかどうかをチェックする企業もありますが、そういったプロセスがない企業の場合、資格の欄を見て知識をもっているかどうかといった判断をすることになるでしょう。そういった時に履歴書に列挙できる資格があるというのは、自信にもつながりますし心強いものです。

では、プログラマーとして仕事をしていく上で、何かしら資格を取っておきたいという場合には、どういった資格取得を目指せばよいのでしょうか。IT業界で活躍していくことを前提としているのならば、自分のキャリア設計に基づいて資格を取っておくのもよいでしょう。まだ将来の設計が出来上がっていない場合は、次に挙げる資格の中から興味を持った資格を選んで挑戦してみるのも良いかもしれません。

・IPA基本情報技術者試験
・IPA応用情報技術者試験
・マイクロソフト認定ソリューションデベロッパー(MCSD)
・C言語プログラミング能力検定試験
・Javaプログラミング能力認定試験
・Oracle Certified Java Programmer
・Oracle Master Silver Oracle PL/SQL Developer
・Ruby技術者認定試験

これらの試験は比較的メジャーなものなので、企業側でも技術力と知識量を推し量りやすい資格です。IPA基本情報技術者試験などは、IT業界で働いていく上でごくごく基本的な知識が出題されるため、プログラミングだけに限らずIT業界全般の基本的な知識が必要です。資格としてのステータスよりも基本的な知識を得るために受験する人も多い試験といえます。

資格についてはどういった業種で働くのかによっても多少違いがあります。以下の章では職業別の資格をそれぞれに解説していきたいと思います。

1:ゲームプログラマーに関する資格

ゲーム業界でプログラマーは、ゲームプロデューサーが作成した企画書や仕様書から、意図した通りに動くプログラムを組み、ゲームクリエイターやCGデザイナーと協力しながらゲーム作品を作り上げていく仕事です。ゲームプログラマーとして働くのであれば、「C言語プログラミング能力検定試験」を取っておくとよいかもしれません。

C言語はゲームソフト以外でも企業が利用する業務システムなど様々な所で活用されています。そのためこの資格をもっているということは、コーティング・コンパイル・デバッグができ、プログラムを作り上げる能力を持っているという証になるので、プログラマーにはおすすめの資格です。

また、意外なところでゲーム業界では、英語力を計る「TOEIC」の高得点を得ていることも評価されます。というのも、ゲーム業界のプログラミングは最新技術をいち早くゲームに取り込めるかどうかが勝負所となります。

最新のミドルウェアやOSの仕様書などは英語で書かれていることが多く、英語力を持っている人がいなければ翻訳するだけでも時間がかかってしまい、業界内においてスタートダッシュを切ることができません。社内にそういった仕様書などを読める人がいればタイムロスなしでシステム開発に取り組めるというわけなのです。

ただゲーム業界は専門知識が必要な職業であるわりに、あまり年収相場は高くはありません。もちろん大企業ともなれば30代でも年収600万円程度を得ることはできますが、中小企業の場合は300万円~400万円程度ということも珍しくありません。

プログラマーは仕事柄残業が多くなりがちな職業なので、基本給に上乗せされる残業代だけで年間100万円の違いがでることもあります。これもブラックな企業となると残業代が出ないこともありますから、エントリーする企業についてはしっかりと調査をしておいた方が良いでしょう。

あとは、資格というわけではないのですが、ゲーム業界では斬新なアイディアを思いつけるような人材や想像力を持った人材に対しての需要が高まっています。一時期ゲーム業界も繁栄していたのですが、近年では衰退気味でこれまでにはないゲームを作ってどうにか盛り上げようという風潮になってきています。ゲーム業界でどういった仕事をしていきたいか自分なりのビジョンがある人は、資格よりもそういった点をアピールポイントにすると良いかもしれません。

2:Webプログラマーに関する資格

Webプログラマーに関しても絶対に必要という資格はなく、プログラマーとしての基礎的な知識やスキルがあることを証明できる以下のような資格を取っておくのがおすすめです。

IPA基本情報技術者試験

プログラムだけではなく、情報システム全般の知識についても必要になるので、IT業界で仕事をする上で必要な基本的な概念をまとめて理解することができます。また一般企業においても認知度が高い資格なので、取得しておいて損はないでしょう。

Javaプログラミング能力認定試験

この資格は持っておくと、Javaに関する基本的な知識とアプリケーションを作成することができるということを証明することができます。

Oracle Certified Java Programmer

オラクルが行っているJavaによるプログラミング能力を証明できる認定資格です。レベルはブロンズ・シルバー・ゴールドの3種類があり、ゴールドの資格はかなり高度な技術を持っていることを証明できます。ゴールドの資格を取得するには、シルバーの試験に合格していなければなりません。

PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験は、PHP技術者認定機構が認定する試験で、初級、上級、ウィザードの3種類があります。PHPの専門技術を持っていることを証明できます。

Ruby技術者認定試験

Rubyでシステム開発をする知識やスキルを持っていることを証明できる認定試験で、シルバーとゴールドの2種類がありますが、ゴールドよりもハイレベルな上位ランクの試験も検討されています。

3:SE(システムエンジニア)に関するプログラマーの資格

IPA基本情報技術者試験・IPA応用情報技術者試験

基本情報技術者試験の上位試験という位置づけの試験で、より高度な知識とスキルが必要です。プログラミングというよりかは、SEの職種に携わる際に役立つ資格です。

システムアーキテクト試験

システムアーキテクトは、情報システムや組込みシステムの開発をする際に、必要な要件を実現するためのアーキテクチャーの設計を行い、情報システムでは開発を主導できることを認定する試験で、上級システムエンジニアを目指す人におすすめの資格です。平成28年度の合格率は13.9%と低く、難易度は高めの試験です。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークエンジニアやインフラ系エンジニア向けの試験で、こちらも難易度は高く平成28年度の合格率は15.4%となっています。

オラクルマスター

Oracle Databaseに関する技術を証明する資格で、民間資格ですがシルバー以上は世界共通規格となっており、世界的に通用する資格です。資格を取得した人に報酬を出す企業も多いのでデータベース系のシステムエンジニアにおすすめの資格です。

Oracle Master Silver Oracle PL/SQL Developer

オラクルマスターのアプリケーションの開発に携わる人にオススメの試験です。

マイクロソフト認定ソリューションデベロッパー(MCSD)

HTMLやJavaScript、jQuery、CSSに関する知識やスキルをもっていることを証明できる試験です。

資格はプログラマーにとって有利に働くの?

プログラマーで働くにあたって必ずないといけないという資格はありません。しかし、資格をもっているということは、自分の知識レベルについて認定をうけた証明となるため、選考の際にアピールポイントにすることができますし、資格取得に向けて勉強をすることで自分自身の知識量を増やすことができます。

元来から日本の企業は長期雇用が多く、採用後に社内で育成していくことを前提にしているため、資格を持っていて即戦力になるからという理由では、必ずしも採用するわけではありません。

ですから、資格そのものの価値というより、資格取得というゴールに向かって根気よく努力を続けた証を得ることが、選考において有利に働く可能性は高いです。特にプログラマーは日々の業務の中で地味な作業の繰り返しとなりますし、バグが出る度に修正をしなければなりませんから、集中力や根気・体力などが求められる職業です。

そのため、資格取得に向けて地道な努力を重ねてきたということは、プログラマーとしての資質を証明できることにも繋がります。そういった意味で履歴書に書ける資格や上位の試験は選考が有利になるケースも多いのです。

プログラマーにとって絶対に必要な資格はある?

口酸っぱくいうようですが、プログラマには資格や学歴はほとんど関係ありません。必要とされるのは論理的に物事を考えられる能力と根気よく業務を遂行できる粘り強さなどです。また、プログラマーは業務を行う際に自分以外のプログラマーはもちろんのこと、システムエンジニアも一緒にチームになってプロジェクトを進めることも多いため、コミュニケーション能力や協調性といったスキルも身に付けておかなければなりません。

逆を言えば、そういった資質を証明できる資格であれば、すべてがアピールポイントになり得ると言えるのではないでしょうか。もしこれから資格取得に取り掛かるのであれば、より有利な条件で働くために国際的に通用する資格を目指すと良いかもしれません。

プログラマーの転職/独立時におすすめの資格

プログラマーが転職をする場合は、自分のキャリア設計とよく相談して決めるのが良いでしょう。C言語やJava、PHPに関する知識とスキルアップが狙える資格も良いでしょうし、無難なシステムエンジニアに進んだり、より専門性が高い資格をえるためにアーキテクトやスペシャリストを目指すのもいいかもしれません。

ITコンサルタントとして将来独立をしようと思っている人の場合は、プログラミング関係以外の簿記やマーケティング、経営学といった方向にも目を向けていくと良いでしょう。

プログラマーにおける資格と給料の相関性

プログラマーの年収は資格の有無よりも、採用される企業の規模によって大きく変わります。プログラマー自身の平均年収は男性が419万円、女性が361万円となっており、大企業になればなるほど平均年収も上がります。

プログラマーのまま資格だけ増やすよりも、上位キャリアへの挑戦を絶えず続けていくことが、年収を増やす近道となります。そのため上位キャリアに転職をして多くの経験を積み、行く行くはフリーランスとなって独立したり、管理職として勤務するなどで年収をぐっと上げていくことができるでしょう。

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