プロジェクトマネージャー試験の難易度とは|必要な勉強時間・参考書


プロジェクトマネージャー試験の難易度

プロジェクトマネージャー試験のレベルとは

プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体の責任を担う人で、プロジェクトの計画を立てたりプロジェクトの予算や納期、品質などを管理する役割をするため、知識力はもちろんのこと様々な技術力・豊富な経験を求められる職業です。

プロジェクトマネージャーとしての力量を客観的に示す方法の一つとして、独立行政法人のIPAが行っているプロジェクトマネージャー試験を受け合格することでプロジェクトマネージャーに必要な知識を持っていることが認定されます。プロジェクトマネージャーの試験は、情報システム関連のテストの中でもかなりの難関資格と言われています。

というのも情報システム関連の試験は1レベルから4レベルまで難易度がランク付けされているのですが、プロジェクトマネージャー試験は一番難易度のランクが高い4レベルの試験に相当しています。この難易度は弁護士になるための司法試験や技術士試験などと同じくらいと言われることもあります。

しかしプロジェクトマネージャー試験も以前は年生制限や職務経歴書の提出が必要だった時代もありますし、合格率が6~8%を推移していた時代もありました。そういったことを鑑みると現在は年齢制限もなくなり、職務経験も受験資格から削除されていて誰でも受験ができるようになったことや、出題そのものの難易度が調整されて合格できる人も増えてきているようです。

プロジェクトマネージャー試験の形式と出題内容

試験は午前2部・午後2部の計4部構成になっていて、午前中の試験が合格点以上取れなかった場合は午後の試験を受けることすらできず、例年午後の試験に残れる人数は受験者数の約半分程度しかいないそうです。

半分以上が午後の試験を受けることすらできないと聞けば自然とその難易度を理解できるのではないでしょうか。しかし午前の部はどちらもマークシート式で4つの中から1つを選ぶというもので、出題内容についても過去に出題されたものが同じことも多く、しっかりと過去問で対策をしておけばどうにかなるレベルで比較的対策がしやすいことから午後に比べれば簡単と感じる方も多いようです。

また午前の試験は、「応用情報技術者試験」「ソフトウェア開発技術者試験」「システムアナリスト試験」「アプリケーションエンジニア試験」のいずれかに合格した年から2年間、午前の1部の試験を申請をすることで免除してもらうことができるので、プロジェクトマネージャー試験を受ける前に上記に該当する試験を受けている場合は、免除申請をして午後の試験対策に集中した方が良さそうですね。

午後も2部編成となっており、午後1部は記述式問題で大問3つの中から2問を選択して解答します。問題は想定されているプロジェクトの要件定義や計画作成に関する記述を読んで、設問の答えを〇〇字以内で答えるといったような内容です。

文字数は25~40字程度の記述ですが、まずは例題として出されている想定されたプロジェクトの内容を理解しなければなりません。1時間半が制限時間なので時間が足りなくなってしまいがちなので、例文を読み解く力と理解力、また3問中どの問題を選択するかを即座に判断できる能力が必要不可欠となっています。

午後2部の制限時間は2時間で大問2つのうちから1問を選択します。出題は論文形式になっており、複数の設問に対してそれぞれ800字以内、800字~1600字以内、600字~1200字以内で答えなければならず、読解力・判断力に加えて文章力が試されることになるでしょう。

午後に比べれば午前は簡単だと言われる理由が、よくわかりますね。難易度で打ちのめされてしまった人もいるかもしれませんが、この難しい試験を合格している人がいるのも事実です。もちろんプロジェクトマネージャ試験は大きな壁ですし、合格数も多くはありません。

それでもしっかりと対策をして臨めば決して不可能な試験ではないのです。次は合格率と合格するために達しなければならない合格点を解説していきます。

プロジェクトマネージャー試験の合格率の推移・合格点

合格率の推移

プロジェクトマネージャー試験を行っているIPAの統計報告によると、平成13年度の合格率は6.8%でその後数年間平成18年までは合格率が10%に満たないほどでした。

それも徐々に試験の難易度調整や受験資格の見直しが行われ、平成19年から徐々に合格率が増え始め、12%~13%あたりを推移するようになりました。そして最新の情報となる平成28年の合格率は14.5%と近年では高い合格率をたたき出しています。

合格点

午前の2部と午後1部は200点~800点までの評価で600点以上が合格点となっています。午後2部は論文形式なので、評価はA~D判定となっており、A判定が合格基準となっています。そして前述したように午前の部で60%以上の合格点が取れなければ、午後の試験は受けることすらできません。

プロジェクトマネージャー試験は独学でも合格可能?

業務でシステム開発プロジェクトなどに常日頃から接していれば、独学でもプロジェクトマネージャー試験に合格することは可能です。実際に受験した人の合格までの道のりを公表している人の中でも、仕事をしながら独学で勉強をして合格した人も複数います。ただし決して簡単な道ではありません。

難易度はかなり高レベルな知識が必要ですし、毎日休みなく勉強するつもりで挑まなければ到底合格を勝ち取ることはできないでしょう。また勉強方法を間違えてしまえばいくら勉強をしても試験で役に立たないということも十分にあり得るのです。まずはプロジェクトマネージャー試験の概要を知り、試験の出題傾向にあった勉強法を編み出さなくてはなりません。

勉強方法としては、早めに出社して勤務時間前の時間を勉強時間に当てる、とにかく過去問をひたすら解くといった人もいたようです。近年では過去問がランダムに抽出されて通勤時間なども勉強できるスマートフォンのアプリなども出ているようなので、フル活用していくと良いでしょう。

また、過去問を解いて間違えたところや、分からなかったところはしっかりと調べて「分からない」を残さないことも効率よく勉強していくコツになります。

プロジェクトマネージャー試験の合格に必要な勉強時間

システム開発従事者であっても最低50時間以上の勉強時間は必要です。長い人では700時間や800時間を費やした人もいます。何年かに渡って受験をしている人もたくさんいますから、勉強時間は人によって様々です。

ネット上には〇時間で一発合格したといった投稿もいくつかありますが、それを真に受けてそのくらい勉強すればいいのかなと思ってしまわないようにしましょう。独学で勉強した場合とスクールや講座を活用した場合でも多少違いがあります。

1:独学での勉強時間

独学で勉強をした人は、1日3~4時間以上を3か月ほどしたという人が多く、300時間くらいは必要のようです。プログラマの経験者やシステム開発プロジェクトのエージェントはもともと持っている知識に追加して覚えたり、多少の修正をすればいいので勉強時間は短くなっている傾向にあります。

独学でプロジェクトマネージャー試験に合格しようとする人が重点的に勉強しているのは、論文対策でこればっかりは文章力が必要なので、第三者の人にチェックしてもらったりして鍛えているようです。

2:スクールや講座を活用した場合の勉強時間

プロジェクトマネージャーの試験に合格するために最も効率的なのは、スクールや通信講座で学ぶことです。通信教育の大手でもプロジェクトマネージャー試験対策の講座が取り扱われているところもあります。

スクールや通信講座の場合は、受講するための費用が必要となりますが、解答の時に抑えておくべきコツや知識を得るコツなどを学ぶことができるので、ただやみくもに勉強するよりも効果的に勉強をすることができます。受講時間は通信教育やスクールによってまちまちですが、2~4ヶ月程度の受講期間であったり、100時間から150時間程度の時間勉強をして合格したといったようなレビューも見られました。

プロジェクトマネージャー試験対策のおすすめ本・参考書

プロジェクトマネージャー試験に合格した人の中でおすすめされている本が三好康之著書の「情報処理教科書 プロジェクトマネージャー」です。この本は「みよちゃん本」としてエージェントの中でも人気の本で、資料が充実していて使い勝手が良いなど購入者の評価がとても高いです。

最新版は2017年版なのですが、あまりお金をかけたくない人はあえて中古本を購入して勉強することもあるそうです。ただ新しくなるにつれどんどん改良されている部分もあるので、お金に余裕がある人は最新版を購入してみる価値は十分にあります。

またアイテックの「徹底解説プロジェクトマネージャ本試験問題」も役に立ったという意見が多い参考書です。アイテックはIT業界のエンジニアを育てるための通信教育やセミナー、様々な書籍を発行している企業で、模擬試験なども行っているので勉強のコツを抑えた参考書となっていてこれがなかったら合格できなかったという人もいるほどです。

また本をわざわざ買わなくてもIPAが公式サイトで過去のプロジェクトマネージャー試験で出題された問題を全て公表していますので、プリントアウトしてひたすら解き続けたり、過去問アプリを活用して学ぶのも良いでしょう。比較的過去に出された問題と同じ問題が出題されることも多いようなので、過去の問題はほぼ全問正解できるほど力を付けておくと安心かもしれません。

プロジェクトマネージャー試験合格のカギは「文章力」?

プロジェクトマネージャー試験の難易度を上げている論文対策が一番難しく感じる人も多くいるでしょう。特に午後2部は時間は短いのに文字数が多いことから、かなりの集中力が必要となります。

また設問に対する解答として1000字前後の文章を書かなければなりませんから、文章の中に色々な観点からの項目を盛り込んでいかなければならず、経験を積んでいるプログラマでも難易度の高い問題と言われています。文章はまず要点をまとめそれに肉付けしていくという形がもっとも時間効率もよくなります。

日頃からIT業界やプログラミングに関しての自分なりの考えをまとめておき、出題に合わせて要点をかいつまんで抽出し、文章を繋げていくといった方法を繰り返しておくと良いかもしれません。

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