フリーランスWebエンジニアの仕事内容 | 単価相場・仕事の取り方


フリーランスのWebエンジニアの案件内容とは?

一口にWebエンジニアと言ってもその仕事内容は様々です。特に近年においてはAWSなどのクラウドやRuby on Railsなどのサーバーサイドプログラミング、そしてReact.jsなどによるフロントエンド開発の需要が高まっていますが、まずは実際の求人案件を見てその内容がどんなものなのか確かめてみましょう。

クラウドテックでのフリーランス求人・案件例

①企業サイトのコーディング案件

業務内容:既存ページの改修や新規ページの作成などのコーディング業務
スキル:HTML5
求められる経験:HTML5/CSS3、レスポンシブサイト、JavaScript/JQueryなどの実務経験
単価:300,000円~400,000円/月

②自社サービス開発案件

業務内容:自社サービスにおける新規機能の設計から実装
スキル:PHP
求められる経験:LAMP、SQLチューニングなどの実務経験
単価:450,000円~600,000円/月

③モバイルアプリ向けの解析ツール開発案件

業務内容:モバイルアプリ向けのユーザー行動解析ツールの開発
スキル:Ruby
求められる経験:Ruby on Rails、HTML5/CSS3、Angular、React、Vueなどの実務経験
単価:500,000円~700,000円/月

レバテックフリーランスでのフリーランス求人・案件例

①自社サービス開発案件

業務内容:自社サービスの設計から開発
スキル:Ruby、Objective-C、Swift
求められる経験:Webアプリの開発経験、Reactの実務経験
単価:450,000~750,000/月

②ソーシャルゲームのサーバーサイド開発案件

業務内容:スマホ向けのソーシャルゲームアプリの開発
スキル:JavaScript、PHP、SQL
求められる経験:Webサービス開発経験、ソーシャルゲーム開発経験、スマートフォンアプリ開発経験
単価:500,000円~800,000円/月

③社内分析ツール開発案件

業務内容:社内分析ツール開発、APIの開発、AWSを活用したシステム構築など
スキル:PHP、Ruby
求められる経験:Webサイト開発経験、Oracle/MySQLの実務経験、MVCフレームワークの実務経験
単価:700,000円~900,000円/月

以上、クラウドテックとレバテックフリーランスからそれぞれフリーランス案件を3件ずつ紹介しました。Webエンジニア案件の特徴は何と言ってもその進化スピードの速さにあります。

これは現在のWeb業界が依然として成長を続けていることの証でもありますが、そういった進化のすべてにフリーランスが1人で対応していくのは不可能に近いので、まずは1つのスキルを習熟した上で、それ以外の領域へと手を広げていくのが得策と言えるでしょう。

Webエンジニアのフリーランス案件の平均報酬単価と相場

フリーランスエンジニア全体の単価相場

レバテックフリーランスを運営するレバレジーズ株式会社が2016年に作成した市場レポートによるとフリーランスエンジニアの人月単価の平均は約62万円でした。

詳細は以下の通りになります。

・フリーランスエンジニア向け業務委託案件における契約単価
20万円~39万円:2.7%
40万円~59万円:30.4%
60万円~69万円:39.4%
70万円~79万円:21.4%
80万円~:6.1%

上記のデータからはフリーランスエンジニアの約40%が1カ月60万円の単価で業務委託契約を結んでいることと、フリーランスの約3分の2が1カ月に少なくとも60万円以上の報酬を受けていることが分かります。

また1カ月に60万円前後の単価で業務委託契約を結ぶことができるフリーランスの条件としては、「実務経験が3年以上」というのが1つの目安となっています。

Webエンジニアの単価相場

次にフリーランスのWebエンジニアに限定して見ていきます。

求人情報サイトのクラウドテックやレバテックフリーランスにおけるWeb系案件で最も多い人月単価は70万円~90万円でした。特徴的なのはPHPやJAVAといった言語で値段に差が出ることはなく、業務内容で差が出ることが多いという点です。

「70万円~90万円」クラスの案件で求められるのは分析支援や上流工程経験といったデータマイニングや要件定義のスキルで、特に上流工程における開発案件では英語のコミュニケーションスキルが必須となるなど、高単価に対して相応の条件が求められています。

また「69万円以下」クラスの案件では一般的なアプリ開発、Webサービス開発、Webサイト開発といった案件が多くなっています。このような案件で最も需要が高いのはJAVAで、C#やVB.NETなどの言語は案件自体がほとんどない状況です。

これはWebエンジニアに限った話ではありませんが、フリーランスエンジニアという職業はやはり実力や付加価値で報酬に差がつく傾向があることになります。

フリーランスのWebエンジニアとして安定して高単価で働くコツ

ではそのような実力や付加価値で報酬に差がつくと言われるフリーランスのWebエンジニアが、高単価の案件を得るためには何が必要なのでしょうか。いくつかのコツを探ってみます。

①未経験の領域にも積極的にチャレンジする

特にWeb系の案件の場合、その技術は日進月歩で進化していっており、新たな仕事を得る場合には業界のトレンドに合わせたスキルが必須となります。

そしてそのためにはベースとなる技術をしっかり身につけた上で、逐次自分のスキルをアップデートしていく作業が必要となるでしょう。

そのような場合におすすめなのは自宅開発です。近年ではAWS(Amazon Web Services)を利用することで自作のプログラムをデプロイすることができますし、ローカルからもアクセスが可能になります。

フリーランスのWebエンジニアとして腕を磨くためには、経験済みの開発技術にこだわるのではなく、自宅で練習して未経験の領域に積極的にチャレンジしなければなりません。

②大規模プロジェクト案件に参加して経験値を上げる

案件によって仕事内容は様々ですが、その違いが如実に表れるのが案件の規模です。小さい案件と大きい案件では工程や方法も変わります。

小さい案件でのやり方は大きい案件では通用しないなんてことも起こり得る話です。そしてほとんどの場合において大きい案件の方が単価が高くなっています。

たった1つのプログラムでも、大きなプロジェクトでの経験がないと高負荷に耐えうるような設計をすることが難しくなります。大規模プロジェクトに参加して高単価を狙うためにも、現在の案件よりも大きな規模のシステムへの実装を想定して仕事をすることが必要です。

また実際に大規模プロジェクト案件へ参加する機会が巡ってきたら、チャンスを逃さずに参加して、経験値を上げるようにしましょう。

③言いたいことはしっかりと言う

フリーランスだからと言って遠慮をしたり、萎縮したりしてはいけません。大切なことはあくまで「仕事」になります。内部の人間かどうかといった視点は一切必要ありませんので、現場では言いたいこと、言うべきことをはっきり言うようにしましょう。

多くの場面でそういった役割をフリーランスに求める現場が増えています。一時的に周囲のスタッフたちと摩擦が生じる可能性もありますが、その方が最終的に上手くいくことを多くの人間が理解していますので遠慮せずに発言しましょう。

言いたいことを言えるエンジニア、言いたいことを言ってくれるエンジニアは現場では重宝されます。重宝されれば高単価案件が回ってくる機会も当然増えます。高単価案件獲得のためにも、建設的な意見を言う習慣を身につけてください。

④ヒューマンスキルを向上させる

フリーランスのWebエンジニアとして次のステップに進むには、ヒューマンスキルが必要不可欠になります。

特にWebサービスの開発現場ではチームで作業をすることが多くなっています。どのような規模の案件であっても常にプロジェクト全体を俯瞰して把握する癖をつけ、リーダーシップを意識して作業するようにしましょう。

フリーランスとして上を目指せば目指すほど求められるスキルセットの幅も広がりますが、そうなれば当然単価も上がります。チームや人員のマネジメントスキルを磨くことが高単価で働くためのコツとなるのは間違いありません。

フリーランスのWebエンジニアが仕事をとる方法

フリーランスのWebエンジニアの場合、仕事を自分で獲得する必要があります。当然ですが何もせず待っているだけで依頼が来ることはありません。

 

もちろんそういった依頼が来る可能性はゼロではありませんが、そういったケースの多くが旧知のクライアントからのリピート依頼、コネクション依頼になります。ではそういったコネクションが無いような場合に仕事をとるにはどうしたらいいのでしょうか。

まず結論から先に言うとフリーランスにとって最も重要なことは「営業力」になります。Webエンジニアに限らず、上手くいっているフリーランスエンジニアに共通していることは営業力を持ち合わせていることです。

エンジニアといえばコミュニケーションスキルが低いというイメージが強いので、営業力といったスキルは場合によって十分な武器となり得ます。ではその武器の使い方を簡単にまとめてみましょう。

①if構文で提案する

当然ですが、クライアントのすべてが開発案件に関する知識を持ち合わせているわけではありません。そのようなクライアントに向けて要件定義や仕様を語ったところで、上手くいくケースは稀と言えるでしょう。

このような場合にはif構文で考えてクライアントに提案することをおすすめします。クライアントがどのような立場にあり、何を目標としているのかをしっかりと汲み取って提案する必要があるということです。

「もし専門知識がないのであれば難しい話は一切しないようにしよう」「もし最終目標が定まっていないのであれば自分なりのアイデアをいくつか提案してみよう」などと1つ先回りして考えることで新規クライアントからのリピート依頼を増やすことができます。

②for構文でコミュニケーションをとる

例え要件定義が定まっていたとしても、そのまま進めることに危険を感じたら積極的に質問するなどして意思の疎通を図りましょう。「要件定義ではこうなっています」で終わらせるのではなく、危険性を逐一説明して「どうしましょうか」と判断を仰ぐことが大切です。

特に一から十まで要件が固まっていないような案件の場合、このようなfor構文での考え方が有効になります。

流動的な要件をその場その場で見直していくと言う作業は非常に骨の折れるものになりますが、ここまでできるフリーランスのWebエンジニアには依頼が集中する傾向があります。

③switch構文で応募する

開発案件に応募する場合、その提案は自分の最も得意とする言語での開発時間や工程数を割り出したものになる傾向があります。得意分野はフリーランスとして最低1つは持ちたいところですが、仕事をとるにはそれだけでは不十分です。

まず納期がどうなっているか、自分の提案がその納期に見合うか、予算は適切かなどといったPM的な視点を絡めて提案するようにしてください。

そしてその提案とあわせてswitchさせた別のプランも用意しましょう。提案するプラン数が多ければ多いほど開発案件での採用率も上がります。

フリーランスWebエンジニアの現在の動向と将来

フリーランスWebエンジニアのニーズは高い状態にあります。SNS、ECサービス、オンライン取引などWebサービスは多彩で、ますますサービスが増加しています。

そしてWebサービスに新規参入する企業も増加傾向にあり、Webサービスは依然として高い競争力を保持している状態となっています。

特にスマートフォンの劇的な普及もあって、Webエンジニアのニーズはこれからも高まり続けると言うことができるでしょう。

エンジニアの市場価値は「市場のニーズ」と「付加価値」で決まります。近年ではWebエンジニアの中でもスマートフォンアプリに対応できるエンジニアの市場価値が高くなっています。

JAVAを使ったAndroid上で動作するアプリや、Objective-Cを使ったiPhoneなどのiOS上で動くアプリの開発案件は増加傾向にありますが、開発できるエンジニアの人数がまだまだ少ない状況にあるということです。

ただこれはあくまで近年における1つの傾向であって、今後スマホアプリに対応できるWebエンジニアの需要がずっと高い状態で推移するというわけではありません。ですから今現在の自分が保有している技術に加えて追加で新しい技術を習得していく必要があります。

今注目されているのはIoT、Bot、AI、VR、機械学習、ディープラーニングなどの技術です。これらの技術を利用したサービスの提供には優秀なエンジニアが必要不可欠であり、今後も社会におけるエンジニアの存在感は強まっていくものと考えられています。

特に移り変わりの激しいWeb系のエンジニアは、世の中の流れを大切にしながら、自分ならどうやって解決するか、どのような技術やサービスがあると生活が便利になるのかを考えて仕事に取り組むといいでしょう。

またWebサービスの開発環境、開発現場も多様化しています。コミュニケーションやプレゼンテーションが苦手という方は、今後Webエンジニアとして市場価値を上げるためにも、自分の考えやアイデアを説明するスキルや工程や人員をマネジメントするスキルを高めていく必要があります。

Webエンジニアとしてフリーランスで働くために必要なスキル

フリーランスWebエンジニアの仕事内容は千差万別になりますが、大切なことは「これだけは誰にも負けない」というアピールポイントを持つことです。

特にアピールポイントを複数、できれば3つは持っておくと他のエンジニアとの差別化が可能になります。1つの分野で1万人の中の頂点に立つことは非常に難しいことですが、3つの分野それぞれで100人に1人の逸材になれば総合して1万人に1人の人材になることができます。

以下、Webエンジニアに最低限必要となるスキルをまとめました。

コーディングスキル

やはりエンジニアの場合は最低限のプログラミングスキルは必要になります。言語はJAVA、PHP、Rubyとなんでも構いませんが、とりあえず1言語はマスターしておいてください。

1つおすすめの言語を挙げるとすればPHPです。他のプログラミング言語に比べ比較的習得が容易であることに加えて、市場でのニーズも高い状態にあります。PHPが使えるだけで仕事を受注する確率が大きく上がりますので、Webエンジニアなら習得しておいて損はないでしょう。

LAMP

LAMPとはLinux、Apache、MySQL、PHP・Perl・Pythonの頭文字を取ったものです。近年のWeb開発に必要不可欠な環境になりますので、自宅でwebサーバを立ててLAMP環境を構築することをおすすめします。

Linux

Web開発で用いられるサーバはLinuxであることが多いです。ですからWebエンジニアにとってLinuxの基本的な知識や技術は必須となります。Web開発のほとんどの現場ではGLIでサーバをいじるのではなく、コマンドラインでサーバを操作しますので、Linuxをコマンドラインで操作できるようになっておきましょう。

Apache

LAMPでも軽く触れましたが、ApacheはWebサーバを構築するためのソフトウェアになります。Webサーバソフトウェアにもたくさんの製品がありますが、世界中で最も利用されているのがApacheですので、Apacheを利用してWebサーバを立てるくらいのことは普通にできるようにしておいてください。

MySQL

オープンソース系のRDBMSとして、最も広く使われているデータベースがMySQLです。特にWordPressなどのWebサイトで用いられることも多いのでWebエンジニアなら是非習得しておきましょう。

英語

LAMPにしてもLinuxにしても、インターネット上にある情報は英語で書かれたものがほとんどです。何か分からないことを調べようとした時に、それらの英語ドキュメントを読めるに越したことはありません。自分の専門分野の英文くらいはある程度理解できるようにしておいてください。

フリーランスのWebエンジニアは在宅ワーク可能?

Webアプリケーションの現場では、在宅ワークが可能になる環境が整いつつあります。

在宅でできる仕事の特徴としては、周囲のスタッフと綿密なコミュニケーションをとる必要がないことと、あくまで要求された成果物のみが重要視されることが挙げられますが、Webアプリケーションなどの開発案件ではプログラミング言語を使った構築作業がメインとなることに加えて、データのやり取りも「GitHub」といったクラウド上のサービスを使うことで管理ができるようになっています。

自宅と現場が離れていても特に支障はないので、これからさらにWebエンジニアの在宅ワークは増えていくものと考えられています。

ただ以下のような案件では在宅ワークは認められていないケースがほとんどです。

・プロジェクトマネジメント業務
・電話などを用いたサポート業務

これらの業務は周囲にいる人間とコミュニケーションをとることで成立する仕事になりますので、基本的に在宅ワークは認められていません。

Webエンジニアがフリーランスとして働くときの請求書の作り方

請求書の様式・書式

請求書の記載事項は法律で明確に定められているわけではありません。そのため国税庁は「請求書等の記載事項や発行のしかた」として以下の5項目の記載を勧めています。

・書類作成者の氏名又は名称
・取引年月日
・取引内容
・取引金額(税込み)
・書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称

以上の5項目があれば請求書として成立します。あとは書式等のフォーマットを自由に決めて作成してください。ただこれだけでは実務上十分ではありませんので、詳しくは以下のサンプルを参考にしてください。

請求書の例

請求書

○○○○株式会社 ○○部 ○○様

請求No.:ABC○○○○
請求日:○○年○月○日

下記の通り、ご請求申し上げます。
・件名:システム開発および保守
・お支払い期限:○○年○月○日
・振込先:○○銀行 ○○支店 普通 ○○○○○○

合計金額:¥1,080,000(税込)

株式会社○○○○○
・住所:〒000-0000 東京都○○区○○町○-○-○ ○○ビル10F
・Tel:03-0000-0000
・Fax:03-0000-0000
・Mail:○○○@sample.jp
・担当:○○

品目:システム開発費
・単価:900,000
・数量:1
・価格:900,000

品目:システム保守費
・単価:100,000
・数量:1カ月
・価格:100,000

小計:¥1,000,000
消費税:¥80,000
合計:¥1,080,000

*お振込手数料は貴社にてご負担願います。

請求書を作成するときに注意すべきポイント

・消費税

請求書には、内税(消費税込)か外税(消費税別)かを記載するようにしましょう。また免税事業者でも消費税の請求は可能です。詳しくは国税庁のHPをご覧ください。

・振込手数料

慣習的には支払側が負担することになっています。トラブルにならないためにも、請求書にしっかりとその旨を明記しましょう。

・源泉徴収

フリーランスエンジニアのシステム開発費は源泉徴収の対象にはなりません。ただ取引先のシステム開発現場に常駐しているような場合は雇用関係にあると判断され、源泉徴収の対象となることがあります。

・送付方法

最近ではPDFデータを送るのみでOKとする企業も増えていますが、請求書原本の郵送を必須とする企業もまだまだ多いです。原本を郵送する必要があるかどうかは、取引先に確認しておきましょう。

・押印

請求書に押印がなくても法律上問題はありません。ただ企業によっては余計なトラブルを避けるために押印を義務付けているところもありますので、そのような場合には電子印で対応するようにしましょう。

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